洗顔後に肌がつっぱったり、ヒリヒリしたりすることってありませんか?
洗浄力が強すぎる洗顔料は、皮脂や保湿因子まで奪ってしまい、乾燥や肌トラブルの原因にも。
私も、間違ったスキンケアでビニール肌や肌の赤み、ヒリヒリに悩んできました。
今回は、敏感肌でも使いやすい、アミノ酸系の洗顔料について解説します。
自分に合った洗顔料を、一緒に探していきましょう!
洗顔料の洗浄成分は大きく分けて4種類
洗浄には、主にアニオン界面活性剤というものが使われています。
このアニオン界面活性剤は、大きく分けて以下の4種類があります。
- 高級アルコール系
- 石けん系
- スルホン酸系
- アミノ酸系
この中で敏感肌におすすめしたいのは、アミノ酸系の界面活性剤です。
では、なぜアミノ酸系界面活性剤がおすすめなのか、お伝えしていきますね。
敏感肌でも使いやすい「アミノ酸系界面活性剤」とは?
アミノ酸系界面活性剤は、脂肪酸とアミノ酸をくっつけた界面活性剤で、主に洗浄剤として使われている成分。
アミノ酸系の洗顔料は、一般的に洗浄力が穏やかです。
必要以上に皮脂を落とさないため、洗い上りが乾燥しにくく、肌のバリア機能が損なわれにくいといわれています。
また、肌のpHに近い弱酸性なので、刺激が少なく、敏感肌の方でも使いやすいとされています。
アミノ酸系の洗顔料の選び方
アミノ酸系の洗顔料を、どのように探せばいいか分からないという方もいらっしゃると思います。
そんな時は、商品に書かれている成分表を見て、アミノ酸系界面活性剤が入っているか見てみましょう。
アミノ酸系界面活性剤の見分け方
成分表って言われると、むずかしく聞こえるかもしれませんが、実は意外とわかりやすいんです。
アミノ酸系界面活性剤は、「脂肪酸」+「アミノ酸」+「塩」の構成が基本です。
ではさっそく、一緒に見てみましょう!
「ココイルグルタミン酸Na」これは、アミノ酸系の洗顔料によく使われている成分です。
分解してみると、
ココイル(脂肪酸)+ グルタミン酸(アミノ酸)+ Na(塩)
このような構成になります。
そのほか、
脂肪酸として使われるものには、
- ココイル
- ラウロイル
- ステアロイル
- ミリストイル
- パルミトイル
アミノ酸として使われているものには、
- グリシン
- グルタミン酸
- アラニン
- サルコシン
- タウリン
- アスパラギン酸
塩には、
- Na
- K
- TEA
などがあります。
これらを組み合わせた成分が、アミノ酸系の界面活性剤になるんです。
具体的な成分だと、
- ココイルグルタミン酸Na
- ラウロイルグルタミン酸Na
- ラウロイルメチルアラニンNa
- ココイルグリシンK
- ミリストイルサルコシンNa
- ステアロイルメチルタウリンNa
このような名前になります。
補足:メチルアラニン、メチルタウリンの「メチル」ってなに?
→成分名に「メチル」とついているものがありますね。
簡単にお伝えすると、アミノ酸に手を加えて、洗浄力を調整したり、泡立ちを良くしたりするために加えられた成分です。
どちらもアミノ酸系界面活性剤なので、「へぇ、そんな工夫があるんだ!」くらいに思ってスルーしちゃっても大丈夫です!
まとめ
今回は、アミノ酸系の洗顔料をおすすめする理由と、アミノ酸系界面活性剤の見分け方をお伝えしました。
スキンケアでは保湿も大切ですが、それと同じくらい「洗顔」も大切です。
私もいろいろな洗顔料を試してきましたが、洗浄力が穏やかなアミノ酸系の洗顔料を使うようになって、洗顔後のヒリヒリが和らぎました。
この記事が、どんな洗顔料を選べばいいのか迷っている方の参考になれば嬉しいです。
コメント